『スパイダーマン』のサム・ライミ作品! 『死霊のはらわた』と『スペル』
- 2014/10/27
- 17:53

皆さん、ホラー映画は好きですか?
メジャーなジャンルなようで、でも好き嫌いは分かれそうな…。
嫌いと言いきる人はあまりいないにしても、とにかく怖いのがダメという人は敬遠しちゃう、そんなジャンルですね。
『エクソシスト』や『オーメン』など、昔から名作も生み出されてきたけども、最近の新作というと上映されてる映画館が少なかったり…。
やはりニッチなジャンルなのでしょう。
筆者はホラー映画が好きで、たとえそれほど怖くない作品でもストーリーがおもしろければ良いという考え方です。
個人的に、洋画であればホラー映画というとサム・ライミの名が真っ先に浮かぶわたくし──。
『


今の時代の感覚で観るとちょっと笑ってしまう演出もありますが、舞台設定は重苦しく怖いですね。
──森の別荘に休暇を過ごすために集まった若者たち。
そこで見つけた本とテープレコーダー。
そのテープレコーダーを再生してみると、そこから流れる音声は森に封じ込められた悪霊を甦らせる呪文だった。──
で、はい、ここからが正にスプラッターホラーのお粗末な流れになります。
次々と仲間たちが悪霊にとり憑かれて襲ってくるわけなんですが、その仲間を結局ズタズタに殺していかなければならないんですね。
なんとかしてとり憑かれた仲間を助けるなんてムシのいい話ではないという、ある意味リアリティがある話ですがそれが重苦しく怖いです。
はっきり言って観た後味は良くないかもしれません。
因みに2013年のリメイク版は話の設定が変えられました。
妹を薬物依存から抜けさせるために、都会から帰って来た兄が仲間と共に山奥の別荘に集まるという内容です。
そしてそこで見つけた、人間の皮でできたカバーの本を見つけ呪文を読み上げてしまうという始まりでしたが、主人公のミアが悪霊にとり憑かれて変貌を遂げていく姿はやはり不気味です。


というよりこっちのほうが怖いです。
そしてCGを使わない特殊メイクというこだわり。
このリメイク版はフェデ・アルバレスという別の監督なんですが、サム・ライミも脚本・制作に携わっているようです。
ウィキペディアで見るとなにやら続編の制作も決まっているそうな。
しかし、音沙汰なし…。
旧作の方に話を戻しますが、『スパイダーマン』シリーズでも有名なサム・ライミ監督は長編デビュー作でこんな映画を作っていたんだなあと、感慨深く観てしまいます。
というより基本ホラーが専門のようで、『スパイダーマン』のような作品は珍しいくらいでしょうか。
ただ、2009年の同監督の作品
『スペル』などを観ると、カメラワーク、画面の切り替わりなんかでどことなく『スパイダーマン』と似ていると感じるところはあります。


そこで、あ、やっぱり同じ監督の作品だなぁと実感できておもしろかったり。
それは日本の清水崇監督のオリジナルをリメイクした『呪怨』シリーズでも感じられます。

- テーマ:Blu-ray
- ジャンル:映画
- カテゴリ:ホラー映画
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