"ワイルド・スピード"のニール・H・モリッツによるバイクアクション映画 『トルク』
- 2017/05/23
- 22:38
「四輪に乗ってると心が歪むのか?」
冒頭の主人公の台詞なんですが──
そんなこと言っちゃっていいの?!
なぜなら、このバイク乗りたちの活躍を描いたアクション映画は、『ワイルド・スピード』シリーズのニール・H・モリッツによる製作なんです。
『トルク』(2004年 監督:ジョセフ・カーン 出演:マーティン・ヘンダーソン、アイス・キューブ、モネット・メイザー、ジェイ・ヘルナンデス 他)


トルク [Blu-ray][→Amazon]
【あらすじ】──バイカーのケイリー・フォード(マーティン・ヘンダーソン )は、恋人のシェーン(モネット・メイザー)と再開するため、故郷の町に戻ってきた。
彼は麻薬取引のトラブルでギャングとFBIに追われていたためにタイに身を隠していた。
シェーンに理解を得ようと事情を説明するフォードであったが、バイカーギャング「リーパーズ」とトラブルを起こしてしまう。
その後、「リーパーズ」のリーダーであるトレイ(アイス・キューブ)の弟が、麻薬ディーラー「ヘリオンズ」により殺されるが、フォードが犯人に仕立て上げられる。
それは数ヶ月前のとある取引からの「ヘリオンズ」による陰謀だった。──
以前、私は同じくバイク乗りたちの活躍を描いた映画『バイカーボーイズ』について記事を書きました(→記事参照)。
あちらが純粋にバイクレースをテーマにした作品なのに対し、本作『トルク』は主人公らがバイクを乗り回しつつ、麻薬ディーラーと対決する、よりアクション要素の強い作品です。
やはり先ほども述べたように『ワイルド・スピード』シリーズのニール・H・モリッツが製作に携わっているだけあります。
彼は他にも『トリプルX』の製作も手掛けていましたが、あれこれ作品を探ると──
『ボルケーノ』、『ラストサマー』シリーズ、『S.W.A.T.』、『ステルス』、『アイ・アム・レジェンド』、『トータル・リコール(2012年)』
──といった、観たことある作品、聞いたことあるタイトルの作品がゾロゾロ出てきます。
ちなみに『ラストサマー』シリーズは私の大好きな作品で、過去に記事にしています(→記事参照)。
さて、話しを戻しますと、──
そんな『ワイルド・スピード』シリーズを手掛けているプロデューサーによる、"四輪"ではなく"二輪"によるアクション映画で、ワイスピシリーズ人気真っ只中(今も人気あります)の頃に公開された作品です。
(『バイカーボーイズ』も公開時期が近いのは興味深いです!)
ただ、世界中のいろんな都市を舞台にした『ワイルド・スピード』ほどの壮大さや派手さは少ないように思えます。
やや田舎町な舞台設定で、途中でハラハラするバイクアクションがあり、そしてラストは都会の中を恐ろしいスピードでチェイスするという流れです。
そのクライマックスで登場する
カスタムバイクときたら…
アレはありえんだろ!
そして、ストーリーの軸はというと、麻薬ディーラーのギャングとFBIを相手にした三つ巴の戦いで、これを描くのにバイクがいるのかは正直なところ疑問です。
まあ、それを言ってしまうと普通のアクション映画になってしまいますから、そこはエンターテイメントとしての許容範囲としておきましょう。
ただこの映画、公開当時は残念ながら低評価だったそうですね。
とはいえ、こうしてバイクに焦点を置いたアクション映画は、クルマに比べて希少なはずです。
よって、こういう映画を製作しようという心意気はもっと評価されるべきです!
あとは『バイカーボーイズ』もそうなんですが、やはりクルマのアクション映画のような壮大さや派手さがなぜか欠けてしまう問題。
乗り物が四輪から二輪になっただけのことなんだから、もっと惜しみないスペクタクル要素を前面に押し出したらいいのにと感じます。
そうですね、派手に乗り回して事故ったときの危険性は確かにバイクのほうが上ですから…
って、いやいやそこは映画なんですから。
第一、あのクライマックスシーンだけは見事にぶっ飛んでるんですからね。
ホントにぶっ飛んだ改造してますから!
せっかくあそこまでやっているのですから、とことん、もっといろんなことができそうですよ!
ワイスピみたいにシリーズ化してパワーアップした続編を作ったって良いでしょう。
──「四輪乗ってると心が歪むのか?」
に対して、
「今の言葉、聞き捨てられないな」
と、ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーが現れて、なんとワイスピとつながりのある世界だったなんていうのもありかもしれません。
そんな勝手な妄想を独りでしてしまってます。
何を良いとするかは観る視点によって評価は分かれるところで、娯楽性重視よりもリアリティ重視を求めるならば、やはり『バイカーボーイズ』のほうです。


トルク (字幕版)[→Prime Video]
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冒頭の主人公の台詞なんですが──
そんなこと言っちゃっていいの?!
なぜなら、このバイク乗りたちの活躍を描いたアクション映画は、『ワイルド・スピード』シリーズのニール・H・モリッツによる製作なんです。
『トルク』(2004年 監督:ジョセフ・カーン 出演:マーティン・ヘンダーソン、アイス・キューブ、モネット・メイザー、ジェイ・ヘルナンデス 他)

【あらすじ】──バイカーのケイリー・フォード(マーティン・ヘンダーソン )は、恋人のシェーン(モネット・メイザー)と再開するため、故郷の町に戻ってきた。
彼は麻薬取引のトラブルでギャングとFBIに追われていたためにタイに身を隠していた。
シェーンに理解を得ようと事情を説明するフォードであったが、バイカーギャング「リーパーズ」とトラブルを起こしてしまう。
その後、「リーパーズ」のリーダーであるトレイ(アイス・キューブ)の弟が、麻薬ディーラー「ヘリオンズ」により殺されるが、フォードが犯人に仕立て上げられる。
それは数ヶ月前のとある取引からの「ヘリオンズ」による陰謀だった。──
以前、私は同じくバイク乗りたちの活躍を描いた映画『バイカーボーイズ』について記事を書きました(→記事参照)。
あちらが純粋にバイクレースをテーマにした作品なのに対し、本作『トルク』は主人公らがバイクを乗り回しつつ、麻薬ディーラーと対決する、よりアクション要素の強い作品です。
やはり先ほども述べたように『ワイルド・スピード』シリーズのニール・H・モリッツが製作に携わっているだけあります。
彼は他にも『トリプルX』の製作も手掛けていましたが、あれこれ作品を探ると──
『ボルケーノ』、『ラストサマー』シリーズ、『S.W.A.T.』、『ステルス』、『アイ・アム・レジェンド』、『トータル・リコール(2012年)』
──といった、観たことある作品、聞いたことあるタイトルの作品がゾロゾロ出てきます。
ちなみに『ラストサマー』シリーズは私の大好きな作品で、過去に記事にしています(→記事参照)。
さて、話しを戻しますと、──
そんな『ワイルド・スピード』シリーズを手掛けているプロデューサーによる、"四輪"ではなく"二輪"によるアクション映画で、ワイスピシリーズ人気真っ只中(今も人気あります)の頃に公開された作品です。
(『バイカーボーイズ』も公開時期が近いのは興味深いです!)
ただ、世界中のいろんな都市を舞台にした『ワイルド・スピード』ほどの壮大さや派手さは少ないように思えます。
やや田舎町な舞台設定で、途中でハラハラするバイクアクションがあり、そしてラストは都会の中を恐ろしいスピードでチェイスするという流れです。
そのクライマックスで登場する
カスタムバイクときたら…
アレはありえんだろ!
そして、ストーリーの軸はというと、麻薬ディーラーのギャングとFBIを相手にした三つ巴の戦いで、これを描くのにバイクがいるのかは正直なところ疑問です。
まあ、それを言ってしまうと普通のアクション映画になってしまいますから、そこはエンターテイメントとしての許容範囲としておきましょう。
ただこの映画、公開当時は残念ながら低評価だったそうですね。
とはいえ、こうしてバイクに焦点を置いたアクション映画は、クルマに比べて希少なはずです。
よって、こういう映画を製作しようという心意気はもっと評価されるべきです!
あとは『バイカーボーイズ』もそうなんですが、やはりクルマのアクション映画のような壮大さや派手さがなぜか欠けてしまう問題。
乗り物が四輪から二輪になっただけのことなんだから、もっと惜しみないスペクタクル要素を前面に押し出したらいいのにと感じます。
そうですね、派手に乗り回して事故ったときの危険性は確かにバイクのほうが上ですから…
って、いやいやそこは映画なんですから。
第一、あのクライマックスシーンだけは見事にぶっ飛んでるんですからね。
ホントにぶっ飛んだ改造してますから!
せっかくあそこまでやっているのですから、とことん、もっといろんなことができそうですよ!
ワイスピみたいにシリーズ化してパワーアップした続編を作ったって良いでしょう。
──「四輪乗ってると心が歪むのか?」
に対して、
「今の言葉、聞き捨てられないな」
と、ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーが現れて、なんとワイスピとつながりのある世界だったなんていうのもありかもしれません。
そんな勝手な妄想を独りでしてしまってます。
何を良いとするかは観る視点によって評価は分かれるところで、娯楽性重視よりもリアリティ重視を求めるならば、やはり『バイカーボーイズ』のほうです。

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