サントラもカッコいい!ジェイミー・フォックスとトム・クルーズが活躍するマイケル・マン監督作品『コラテラル』:ブログ改訂
- 2017/06/25
- 03:55
――先日のトム・クルーズ主演『マイノリティ・リポート』のテレビ放送に因んで、本作について2014年に書いた過去記事の改訂版を以前にアップさせました(→記事参照)。
この『マイノリティ・リポート』について書いた記事と同じく2014年に書いた、私が好きなもうひとつのトム・クルーズ主演作品『コラテラル』についての記事。
こちらも特に思い入れの深い映画作品についての記事ということで、今回また思い立って改訂して書きました。
以下、2014年10月18日の記事の改訂です。――
以前の記事でトム・クルーズ主演の近未来SF映画『マイノリティ・リポート』について語りました。
今回はもう一つ、同じくトム・クルーズ主演で私が好きな映画について、その作品のサントラも交えつつ語ります。
☆殺し屋を乗せてしまったことから始まるタクシードライバーの災難と死闘
『コラテラル』(2004年 監督:マイケル・マン 出演:ジェイミー・フォックス、トム・クルーズ、ジェイダ・ピンケット 他)


コラテラル スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray][→Amazon]
【あらすじ】──ロサンゼルスでリムジンサービスの事業を夢見ながらタクシードライバーとして勤務するマックス(ジェイミー・フォックス)はある夜、ヴィンセントと名乗るビジネスマン風の男(トム・クルーズ)を客として乗せる。
彼から取り引き先をまわるためにタクシーの貸切りを持ちかけられたマックスであったが、規約違反だと断る。
しかし押しの強さと600ドル払うという彼の言葉に負け、マックスはタクシーの貸切りでのドライバーを引き受けることになる。
1件目の取り引き先に着いてヴィンセントはビルの中を上がっていき、マックスはタクシーの中で待機していたが、そこに巨漢の死体がタクシーの上に落下。
あわてふためくマックスの前で、巨漢を殺したのが自分であることを告げるヴィンセント。
その夜、マックスは殺し屋の手伝いのためにタクシーを運転することになる。──

本当のところ、主演はジェイミー・フォックスというべきでしょう。
しかし、トム・クルーズが悪役という形で充分に話の主軸となっています。
監督は『ヒート』『インサイダー』のマイケル・マン。
タクシードライバーが殺し屋を乗せたために起こる災難を描いた作品で、トム・クルーズが冷酷な殺し屋を演じているわけですが、これが魅力的な人物像に仕立てあげられています。
その殺し屋ヴィンセントに始めは銃を突き付けられ、思うままに従うしかなかったタクシードライバー、マックス。
その夜、1人目の客として乗せた女性検察官(ジェイダ・ピンケット)を守るために戦うクライマックスでの男気が見所です。

★クリス・コーネルの声が映えるオーディオスレイヴによるサントラ曲
そしてこの作品のサントラの中で、中盤に流れるオーディオスレイヴの『Shadow On The Sun』がカッコいい曲なんです。
クリス・コーネルの渋い声が映えるこの曲が、ハードボイルドな劇中の映像に見事にマッチしています。
ほかでもない!この曲が流れるときのシーンが、私が劇中で一番大好きなシーンです。
このオーディオスレイヴというバンドはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの3人のメンバーと元サウンドガーデンのボーカル、クリスによって結成されました。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの活動再開によって解散するまでに3枚のアルバムをリリースしました。
『コラテラル』のサントラに使用された『Shadow On The Sun』はファーストアルバム『Audioslave』に収録されています。


Audioslave (Gold Series) Import[CD][→Amazon]
このアルバムでは他に『Like a stone』という曲でトム・モレロの、もはやギターとは思えないようなぶっ飛んだギターソロが聴き受けられるなど、クリスの歌心溢れるボーカルの中にもインスト面がすばらしく前に出たサウンドです。
後の2枚のアルバムでも、新しい要素が入りつつ同様のバンドの魅力を堪能できます。
どうしても世代の分かれ目になるでしょうか、私はレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとサウンドガーデンについては詳しくは知りませんが、オーディオスレイヴに関しては解散してしまったのが本当にもったいないくらいのすばらしいバンドだったと思います。
☆マイケル・マン監督の更なるハードボイルドアクション『マイアミ・バイス』
映画の話しに戻りますが、マイケル・マン監督は『コラテラル』の翌年(その更に次の年か)に公開された『マイアミ・バイス』でもメガホンをとり、主演は同じくジェイミー・フォックスです。
麻薬捜査官コンビの相方役の
コリン・ファレルもまた主演で、マイケル・マンらしいハードボイルドな作品です。
最後の麻薬組織との死闘が『ヒート』のラストシーンに負けず劣らずの緊迫感です!
そしてリンキン・パークの
『Numb』(正確にはそのリミックス盤)がまたこのハードボイルドな作品の最初のシーンに使われているセンスの良さ。
彼らのセカンドアルバム『メテオラ』も名曲揃いですね。
――ジェイミー・フォックスやトム・クルーズが活躍する映画、そしてマイケル・マン監督つながりの作品について、サントラとともに語りましたが、音楽と共に記憶に残る映画というのがやはりあるものですね。


コラテラル (字幕版)[→Prime Video]
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https://twitter.com/ongaku_eiga


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この『マイノリティ・リポート』について書いた記事と同じく2014年に書いた、私が好きなもうひとつのトム・クルーズ主演作品『コラテラル』についての記事。
こちらも特に思い入れの深い映画作品についての記事ということで、今回また思い立って改訂して書きました。
以下、2014年10月18日の記事の改訂です。――
以前の記事でトム・クルーズ主演の近未来SF映画『マイノリティ・リポート』について語りました。
今回はもう一つ、同じくトム・クルーズ主演で私が好きな映画について、その作品のサントラも交えつつ語ります。
☆殺し屋を乗せてしまったことから始まるタクシードライバーの災難と死闘
『コラテラル』(2004年 監督:マイケル・マン 出演:ジェイミー・フォックス、トム・クルーズ、ジェイダ・ピンケット 他)

【あらすじ】──ロサンゼルスでリムジンサービスの事業を夢見ながらタクシードライバーとして勤務するマックス(ジェイミー・フォックス)はある夜、ヴィンセントと名乗るビジネスマン風の男(トム・クルーズ)を客として乗せる。
彼から取り引き先をまわるためにタクシーの貸切りを持ちかけられたマックスであったが、規約違反だと断る。
しかし押しの強さと600ドル払うという彼の言葉に負け、マックスはタクシーの貸切りでのドライバーを引き受けることになる。
1件目の取り引き先に着いてヴィンセントはビルの中を上がっていき、マックスはタクシーの中で待機していたが、そこに巨漢の死体がタクシーの上に落下。
あわてふためくマックスの前で、巨漢を殺したのが自分であることを告げるヴィンセント。
その夜、マックスは殺し屋の手伝いのためにタクシーを運転することになる。──

本当のところ、主演はジェイミー・フォックスというべきでしょう。
しかし、トム・クルーズが悪役という形で充分に話の主軸となっています。
監督は『ヒート』『インサイダー』のマイケル・マン。
タクシードライバーが殺し屋を乗せたために起こる災難を描いた作品で、トム・クルーズが冷酷な殺し屋を演じているわけですが、これが魅力的な人物像に仕立てあげられています。
その殺し屋ヴィンセントに始めは銃を突き付けられ、思うままに従うしかなかったタクシードライバー、マックス。
その夜、1人目の客として乗せた女性検察官(ジェイダ・ピンケット)を守るために戦うクライマックスでの男気が見所です。

★クリス・コーネルの声が映えるオーディオスレイヴによるサントラ曲
そしてこの作品のサントラの中で、中盤に流れるオーディオスレイヴの『Shadow On The Sun』がカッコいい曲なんです。
クリス・コーネルの渋い声が映えるこの曲が、ハードボイルドな劇中の映像に見事にマッチしています。
ほかでもない!この曲が流れるときのシーンが、私が劇中で一番大好きなシーンです。
このオーディオスレイヴというバンドはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの3人のメンバーと元サウンドガーデンのボーカル、クリスによって結成されました。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの活動再開によって解散するまでに3枚のアルバムをリリースしました。
『コラテラル』のサントラに使用された『Shadow On The Sun』はファーストアルバム『Audioslave』に収録されています。

このアルバムでは他に『Like a stone』という曲でトム・モレロの、もはやギターとは思えないようなぶっ飛んだギターソロが聴き受けられるなど、クリスの歌心溢れるボーカルの中にもインスト面がすばらしく前に出たサウンドです。
後の2枚のアルバムでも、新しい要素が入りつつ同様のバンドの魅力を堪能できます。
どうしても世代の分かれ目になるでしょうか、私はレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとサウンドガーデンについては詳しくは知りませんが、オーディオスレイヴに関しては解散してしまったのが本当にもったいないくらいのすばらしいバンドだったと思います。
☆マイケル・マン監督の更なるハードボイルドアクション『マイアミ・バイス』
映画の話しに戻りますが、マイケル・マン監督は『コラテラル』の翌年(その更に次の年か)に公開された『マイアミ・バイス』でもメガホンをとり、主演は同じくジェイミー・フォックスです。
麻薬捜査官コンビの相方役の
コリン・ファレルもまた主演で、マイケル・マンらしいハードボイルドな作品です。
最後の麻薬組織との死闘が『ヒート』のラストシーンに負けず劣らずの緊迫感です!
そしてリンキン・パークの
『Numb』(正確にはそのリミックス盤)がまたこのハードボイルドな作品の最初のシーンに使われているセンスの良さ。
彼らのセカンドアルバム『メテオラ』も名曲揃いですね。
――ジェイミー・フォックスやトム・クルーズが活躍する映画、そしてマイケル・マン監督つながりの作品について、サントラとともに語りましたが、音楽と共に記憶に残る映画というのがやはりあるものですね。

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- テーマ:映画感想
- ジャンル:映画
- カテゴリ:音楽、映画、サウンドトラック
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