マーベルをよく知らない私が思う『スパイダーマン:ホームカミング』がおもしろい!4つのポイント
- 2017/08/20
- 22:37
正直、劇場で観ようかどうか迷っていました。
何せこのアメコミ作品の実写映画はトビー・マグワイア主演のサム・ライミ版3部作が総じて良すぎて、どうしてもそれと比較してしまうからです。
それでも期待と不安を天秤にかければ、やはり期待が大きいかったので劇場へ足を運びました。
この期待感はアンドリュー・ガーフィールド主演のマーク・ウェブ版2部作が納得いくおもしろさだったこともあるでしょう(ただし内容は隅々までは覚えていない…)
『スパイダーマン:ホームカミング』

この作品を観た感想は──
率直に劇場で観て良かった!
です。
ハリウッドで制作されるこの類いの映画はまず、VFXの面で優れているのは言うまでもありません。
そして私はマーベル・コミックにしてもDCコミックスにしても、アメコミ映画全般をそれほど観るわけではなく、唯一思い入れが強い作品がサム・ライミ監督の『スパイダーマン』です。
そんな私が思う今回のジョン・ワッツ監督による『スパイダーマン:ホームカミング』のおもしろさを4つのポイントに分けてあげてみました。
☆その1:とにかく冒頭からテンポが良い!
もうホントに最初のシーンからノリのいい台詞のやりとりやら、主人公ピーター・パーカーをはじめとした人物たちの見せ方が、肩をラクにして観ていられました。
聞きのがしてもなんら差し支えなさそうな台詞が小刻みなリズムでサラッと飛び交い、その後のストーリーに関わってくる台詞が表れるまでのほどよいウォーミングアップになります。
こうして始まりから終わりまで退屈しない133分でできあがっています!
★その2:マグワイアやガーフィールドに負けないトム・ホランドのハマり役!
スパイダーマンことピーター・パーカーのイメージといえば、学業は優秀で特に科学オタクなところ、そして始めは弱々しいいじめられっ子というところでしょう。
そんな彼がクモの能力を手に入れてヒーローとして活躍していく姿に、観ている私たちは共感を覚えます。
この点は歴代のトビー・マグワイアもアンドリュー・ガーフィールドも見事にハマり役でした。
そして今回の『スパイダーマン:ホームカミング』でピーター・パーカーを演じているトム・ホランドはというと、これまたしっかりハマり役です。

最初のスパイダーマンとして活躍し始めるまでの経緯は違うものの、人物像の描かれ方と役者の雰囲気の一致は上の2者に劣りません!
観ているうちにだんだん彼の魅力に惹きこまれていく人が多いのではないでしょうか。
☆その3:知らない人が見てもカッコいい!アイアンマンの登場シーン
事前情報で既に知ってる人が多いかと思いますが、今回のスパイダーマンは、アイアンマンやキャプテン・アメリカなど他のマーベルヒーローたちと同じ世界のキャラクターという設定です。
そしてスパイダーマンはアベンジャーズの仲間の1人(研修生)として戦います。
そんなスパイダーマンの上司として厳しくありながら見守るために登場するのがアイアンマンことトニー・スタークです。

私はアイアンマンもアベンジャーズも、映画を観ていないのでよく知らないのですが、そんな私でも今回の作品でのアイアンマンの登場シーンはカッコいいと思いました。
観る前は、スパイダーマン単体での登場がいいのになと思っていたのですが(そもそもマーベルヒーローどうしで世界観を共有しているので無意味な注文ですが)、実際に観てみると決してそう思わなかったですね!
若気の至りな行動に出てしまうスパイダーマンをなんだがんだでサポートしてくれるその存在が、映画をしっかり盛り上げています。
他のマーベルヒーローの登場によって、また新しい視点でのスパイダーマンが作り上げられています。
ロバート・ダウニー・Jr.も他の作品では何度かお目にかけましたが、この映画でますます好きになりました。
マーベルやアイアンマンをよく知っている人たちはもちろんのこと、よく知らないという人たちも楽しませてくれる要素として働いています。
★その4:悪役バルチャーに見られる!サム・ライミ版を思わせる演出
新しい視点での今回のスパイダーマンの作品ということで先にも述べたように、主人公ピーター・パーカーをはじめ、周囲の登場人物やそれらの設定も、今までとは違った形で描かれています。
そんな中でマイケル・キートンが演じる、スパイダーマンの敵として立ちはだかるバルチャーにはサム・ライミ版のファンを喜ばせるような要素が入っています。

できるだけネタバレさせたくないので多くは語りたくないのですが──
まず私が見ていてテンションがアガったのは、あの空を飛ぶ翼の兵器。
もうあれはサム・ライミ版でのグリーンゴブリンとの戦闘シーンを見たときの興奮と重なりました。
怪獣映画にしてもヒーロー映画にしても、作品を盛り上げるうえで敵が空を飛ぶというのは1つの大きなポイントかもしれません。
そしてそのバルチャーの真実を知ったときに、ピーター・パーカーも観ているこちらも複雑な気持ちにさせられますが……
こ…この設定は!
まさしく…
いや!『アメイジング・スパイダーマン』のほうもこんな設定があったかどうか記憶にないのですが、とにかくサム・ライミ版『スパイダーマン』のあの設定ですね!
というわけで、マーベル映画やアメコミ映画を観る人もそうでない人も、そして今までのスパイダーマンの映画を観たことある人も、そうでない人も楽しめる娯楽作に仕上げられている『スパイダーマン:ホームカミング』
まだ観ていない人は是非とも劇場にてご覧になってみてください!
ツイッターもよろしく!↓
https://twitter.com/ongaku_eiga
何せこのアメコミ作品の実写映画はトビー・マグワイア主演のサム・ライミ版3部作が総じて良すぎて、どうしてもそれと比較してしまうからです。
それでも期待と不安を天秤にかければ、やはり期待が大きいかったので劇場へ足を運びました。
この期待感はアンドリュー・ガーフィールド主演のマーク・ウェブ版2部作が納得いくおもしろさだったこともあるでしょう(ただし内容は隅々までは覚えていない…)
『スパイダーマン:ホームカミング』

この作品を観た感想は──
率直に劇場で観て良かった!
です。
ハリウッドで制作されるこの類いの映画はまず、VFXの面で優れているのは言うまでもありません。
そして私はマーベル・コミックにしてもDCコミックスにしても、アメコミ映画全般をそれほど観るわけではなく、唯一思い入れが強い作品がサム・ライミ監督の『スパイダーマン』です。
そんな私が思う今回のジョン・ワッツ監督による『スパイダーマン:ホームカミング』のおもしろさを4つのポイントに分けてあげてみました。
☆その1:とにかく冒頭からテンポが良い!
もうホントに最初のシーンからノリのいい台詞のやりとりやら、主人公ピーター・パーカーをはじめとした人物たちの見せ方が、肩をラクにして観ていられました。
聞きのがしてもなんら差し支えなさそうな台詞が小刻みなリズムでサラッと飛び交い、その後のストーリーに関わってくる台詞が表れるまでのほどよいウォーミングアップになります。
こうして始まりから終わりまで退屈しない133分でできあがっています!
★その2:マグワイアやガーフィールドに負けないトム・ホランドのハマり役!
スパイダーマンことピーター・パーカーのイメージといえば、学業は優秀で特に科学オタクなところ、そして始めは弱々しいいじめられっ子というところでしょう。
そんな彼がクモの能力を手に入れてヒーローとして活躍していく姿に、観ている私たちは共感を覚えます。
この点は歴代のトビー・マグワイアもアンドリュー・ガーフィールドも見事にハマり役でした。
そして今回の『スパイダーマン:ホームカミング』でピーター・パーカーを演じているトム・ホランドはというと、これまたしっかりハマり役です。

最初のスパイダーマンとして活躍し始めるまでの経緯は違うものの、人物像の描かれ方と役者の雰囲気の一致は上の2者に劣りません!
観ているうちにだんだん彼の魅力に惹きこまれていく人が多いのではないでしょうか。
☆その3:知らない人が見てもカッコいい!アイアンマンの登場シーン
事前情報で既に知ってる人が多いかと思いますが、今回のスパイダーマンは、アイアンマンやキャプテン・アメリカなど他のマーベルヒーローたちと同じ世界のキャラクターという設定です。
そしてスパイダーマンはアベンジャーズの仲間の1人(研修生)として戦います。
そんなスパイダーマンの上司として厳しくありながら見守るために登場するのがアイアンマンことトニー・スタークです。

私はアイアンマンもアベンジャーズも、映画を観ていないのでよく知らないのですが、そんな私でも今回の作品でのアイアンマンの登場シーンはカッコいいと思いました。
観る前は、スパイダーマン単体での登場がいいのになと思っていたのですが(そもそもマーベルヒーローどうしで世界観を共有しているので無意味な注文ですが)、実際に観てみると決してそう思わなかったですね!
若気の至りな行動に出てしまうスパイダーマンをなんだがんだでサポートしてくれるその存在が、映画をしっかり盛り上げています。
他のマーベルヒーローの登場によって、また新しい視点でのスパイダーマンが作り上げられています。
ロバート・ダウニー・Jr.も他の作品では何度かお目にかけましたが、この映画でますます好きになりました。
マーベルやアイアンマンをよく知っている人たちはもちろんのこと、よく知らないという人たちも楽しませてくれる要素として働いています。
★その4:悪役バルチャーに見られる!サム・ライミ版を思わせる演出
新しい視点での今回のスパイダーマンの作品ということで先にも述べたように、主人公ピーター・パーカーをはじめ、周囲の登場人物やそれらの設定も、今までとは違った形で描かれています。
そんな中でマイケル・キートンが演じる、スパイダーマンの敵として立ちはだかるバルチャーにはサム・ライミ版のファンを喜ばせるような要素が入っています。

できるだけネタバレさせたくないので多くは語りたくないのですが──
まず私が見ていてテンションがアガったのは、あの空を飛ぶ翼の兵器。
もうあれはサム・ライミ版でのグリーンゴブリンとの戦闘シーンを見たときの興奮と重なりました。
怪獣映画にしてもヒーロー映画にしても、作品を盛り上げるうえで敵が空を飛ぶというのは1つの大きなポイントかもしれません。
そしてそのバルチャーの真実を知ったときに、ピーター・パーカーも観ているこちらも複雑な気持ちにさせられますが……
こ…この設定は!
まさしく…
いや!『アメイジング・スパイダーマン』のほうもこんな設定があったかどうか記憶にないのですが、とにかくサム・ライミ版『スパイダーマン』のあの設定ですね!
というわけで、マーベル映画やアメコミ映画を観る人もそうでない人も、そして今までのスパイダーマンの映画を観たことある人も、そうでない人も楽しめる娯楽作に仕上げられている『スパイダーマン:ホームカミング』
まだ観ていない人は是非とも劇場にてご覧になってみてください!
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