アクション女優としての清野菜名がみたい!②──『東京無国籍少女』
- 2017/10/04
- 23:57
清野菜名が美しいアクションを見せる映画として前回取りあげた『TOKYO TRIBE』(→記事参照)
今回は私がますます彼女を好きになった作品について述べます。
『東京無国籍少女』(2015年 監督:押井守 出演:清野菜名、金子ノブアキ、りりィ、本田博太郎 他)


東京無国籍少女 [DVD][→Amazon]
【あらすじ】──女子美術高等専門学校に特待生として通う藍(清野菜名)は、ある事故によりPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていた。
授業の課題に取り組めず、謎のオブジェを作り続ける彼女を特別扱いする校長(本田博太郎)であったが、担任(金子ノブアキ)はそれを良く思っていなかった。
そして才能を嫉妬する同級生によるいじめを受けていた藍は、ある日、何かに目覚め日常が崩壊する。──


☆虚構感漂うストーリーと世界観
山岸謙太郎が監督した自主制作映画のリメイクとして、押井守が監督した本作。
少なくともこのボンヤリした映像世界はやはり押井守による持ち味と思われます。
そして冒頭から流れ続ける優雅なクラシック音楽。
立て続けに起きる地震。
学校の日常的な風景ながら、なんとも虚構感が漂います。
初めは意味が呑み込めないようなラストへ向かうストーリーが更に、その虚構感を強めています。
私は公開当時に映画館で観て、その後DVDで2回目観て意味が呑み込めました。
なるほど!
と、いったんわかればそれほど深いストーリーでもないんですけどね!
とにかく終始このフワフワした雰囲気の映像と音楽が心地よい作品です。
★初主演作でますます魅力的な清野菜名のアクション!
本作が清野菜名の初主演作となるのですが、『TOKYO TRIBE』よりも更に彼女の魅力に焦点が置かれています。
こちらは制服姿でパンチラはなしですが…
いやいや!なくて良いのですが…
とにかくその上品な制服姿の清野菜名もステキです。
心身に傷を負った少女という人物像なだけに、終始悲しげな表情で、そこがまた愛しくなります。
この可憐さと孤独感で、いじめられっ子という設定がまたアンニュイ!

さあ、そんな彼女の最大の見所がラストのアクションシーンです。
学校の日常的な毎日でありながら、この世界は何かがおかしい!
とある転校生から送られるメッセージはいったい何の意味があるのか。
そしてこの世界が壊れると同時に何かに目覚めたように、清野菜名が演じる主人公・藍は暴走し始めます。

よくわからないが、敵と思われる兵士が現れ、そいつらをメッタメタに殺しまくります。
このアクションシーンが実にムダのない動きの連続!
ん?相手はロシア兵?!
とにかく、制服姿の女子生徒ばかりの学校内がいっきにミリタリックな光景に変わります。
戦闘ヘリは飛んでくるわ、ライフルを持った兵士がゾロゾロいるわ。
その中で返り血に染まる清野菜名も…なんだろう!やっぱり美しい!


先にも述べましたが、そんなわけのわからない虚構感で終わるこの作品。
わかってしまえばそこまで深く考えるようなストーリーではないのですが、それでもやはりラストを観ていると「なんなんだこの世界は?」と疑問が残ります。
いずれにしても本作もまた、清野菜名のキレキレのアクションを目当てに改めて観たくなる作品だと、私は思っています。
あ、それから!

いじめてくる同級生や担任教師などの人物的な配置や言動も、一度ラストまで観てから、もう一度観るとその意味がわかっておもしろいです!


東京無国籍少女[→Prime Video]
【こちらの記事もどうぞ↓】
→ウォシャウスキーやジェームズ・キャメロンも絶賛した、押井守の異色SF『アヴァロン』
→『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』 ハリウッド実写版公開記念Blu-ray──白いジャケットいい感じです!
→やはり『イノセンス』あっての"攻殻機動隊"
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今回は私がますます彼女を好きになった作品について述べます。
『東京無国籍少女』(2015年 監督:押井守 出演:清野菜名、金子ノブアキ、りりィ、本田博太郎 他)

【あらすじ】──女子美術高等専門学校に特待生として通う藍(清野菜名)は、ある事故によりPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っていた。
授業の課題に取り組めず、謎のオブジェを作り続ける彼女を特別扱いする校長(本田博太郎)であったが、担任(金子ノブアキ)はそれを良く思っていなかった。
そして才能を嫉妬する同級生によるいじめを受けていた藍は、ある日、何かに目覚め日常が崩壊する。──


☆虚構感漂うストーリーと世界観
山岸謙太郎が監督した自主制作映画のリメイクとして、押井守が監督した本作。
少なくともこのボンヤリした映像世界はやはり押井守による持ち味と思われます。
そして冒頭から流れ続ける優雅なクラシック音楽。
立て続けに起きる地震。
学校の日常的な風景ながら、なんとも虚構感が漂います。
初めは意味が呑み込めないようなラストへ向かうストーリーが更に、その虚構感を強めています。
私は公開当時に映画館で観て、その後DVDで2回目観て意味が呑み込めました。
なるほど!
と、いったんわかればそれほど深いストーリーでもないんですけどね!
とにかく終始このフワフワした雰囲気の映像と音楽が心地よい作品です。
★初主演作でますます魅力的な清野菜名のアクション!
本作が清野菜名の初主演作となるのですが、『TOKYO TRIBE』よりも更に彼女の魅力に焦点が置かれています。
こちらは制服姿でパンチラはなしですが…
いやいや!なくて良いのですが…
とにかくその上品な制服姿の清野菜名もステキです。
心身に傷を負った少女という人物像なだけに、終始悲しげな表情で、そこがまた愛しくなります。
この可憐さと孤独感で、いじめられっ子という設定がまたアンニュイ!

さあ、そんな彼女の最大の見所がラストのアクションシーンです。
学校の日常的な毎日でありながら、この世界は何かがおかしい!
とある転校生から送られるメッセージはいったい何の意味があるのか。
そしてこの世界が壊れると同時に何かに目覚めたように、清野菜名が演じる主人公・藍は暴走し始めます。

よくわからないが、敵と思われる兵士が現れ、そいつらをメッタメタに殺しまくります。
このアクションシーンが実にムダのない動きの連続!
ん?相手はロシア兵?!
とにかく、制服姿の女子生徒ばかりの学校内がいっきにミリタリックな光景に変わります。
戦闘ヘリは飛んでくるわ、ライフルを持った兵士がゾロゾロいるわ。
その中で返り血に染まる清野菜名も…なんだろう!やっぱり美しい!


先にも述べましたが、そんなわけのわからない虚構感で終わるこの作品。
わかってしまえばそこまで深く考えるようなストーリーではないのですが、それでもやはりラストを観ていると「なんなんだこの世界は?」と疑問が残ります。
いずれにしても本作もまた、清野菜名のキレキレのアクションを目当てに改めて観たくなる作品だと、私は思っています。
あ、それから!

いじめてくる同級生や担任教師などの人物的な配置や言動も、一度ラストまで観てから、もう一度観るとその意味がわかっておもしろいです!

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