『ドント・ヘルプ』──タイトルはしっかり内容どおりです!
- 2019/02/20
- 03:16
英語圏以外の国で製作された海外のホラー映画に、内容からあまりにもズレた英語で邦題を付けられている作品がよくあるものです。
そして割りとヒットしたメジャーなホラー映画にあやかったタイトルもまた。
『ノック・ノック』『グリーン・インフェルノ』の脚本を手掛けたスタッフが監督・脚本を務めたというこちらの作品も、その宣伝文句を除けばちょっと胡散臭い気がしていたのですが、タイトルはしっかり内容と合致しています。
『ドント・ヘルプ』(2017年 監督・脚本:ギレルモ・アモエド 出演:マリア・エボリ、バネッサ・レストレポ、カーラ・アデル、ナターシャ・カブリア 他)


ドント・ヘルプ [DVD][→Amazon]
【あらすじ】──上院議員の家に強盗に入った3姉妹。
議員夫妻を椅子に縛り付け金を奪おうとするが、地下から奇妙な叫び声が聞こえてくる。
姉妹が調べに行くと、地下室では少女がベッドに縛り付けられていた。
彼女らは少女を助けようとするが、議員夫妻は助けてはいけないと阻止しようとする。
議員の娘であるその少女には、ある恐ろしい秘密があった。──
☆欧米では定番の悪魔祓いを描いたメキシコ産ホラー
『ドント・ヘルプ』と、カタカナ英語でタイトルは付いていますが、明らかに英語とは違う台詞が飛び交います。
メキシコ映画となればそれはスペイン語でしょう。
このパターンですよね!
とにかく英語圏以外の外国映画で、日本人にもわかりやすい英語で邦題がつけられた作品。
そしてそのタイトルとはあまりにかけ離れた内容である上に退屈な展開という作品──
よくそういうのに出くわします。
見たところ数々の映画祭で賞を取ったり、正式出品されたりといったことは強調されたりしているのですが、それにしてもやたら寝落ちしそうな内容の映画というのはあるものです。
しかし本作は先ほども述べたように、タイトルと内容はズレてはいないんですね。
あの「ドント──」で始まる映画にあやかったタイトルですが、しっかり内容には沿っているんですよ!
正にその少女を助けたらキケンだ!ということを言いたい作品です。
取り扱ってるテーマは欧米のホラーとしては定番の悪魔祓いなので、そこだけ見れば何ら新しさはありません。
しかしメキシコという、アメリカとは違った闇の深さがありそうな国の映画というのもあるせいか、スペイン語の台詞とともに異様な空気のある作品です。
3姉妹が盗もうとした金というのが、上院議員が賄賂で手にした金であるというわけで、議員がただの被害者ではないという設定。
これもムダなようでいて、世界観をうまく彩らせているように思えます。
しかもその議員夫妻がなぜか自分たちの娘を地下のベッドに縛り付けて、姉妹が助けようとすれば怯えたような態度で止めようとする。
とにかく怪しげな家というのを最初に印象づけたところから、謎な展開にズルズルと持っていく構成はウマいと言えます。
特別何も問題ない家庭で、少女が悪魔にとり憑かれて神父にお祓いしてもらうという名作『エクソシスト』の理不尽さとは一味違うポイントです。
あとは姉妹が目にする不気味な幻覚の世界が、ただただエグいですね。
その幻覚というのは強盗3姉妹の痛ましい過去が絡んでいるようで、随所にそのフラッシュバックが飛び込んでくるのもまた悪魔の仕業なのでしょうか。
あまり言葉での説明がなく、映像だけで徐々に観る者に気づかせようとする手法です。
これに関しては最近のホラー映画の表現としては常套手段といったところで、良し悪しの評価が分かれそうです。
★悪魔にとり憑かれた少女のインパクト
悪魔祓いを描いた映画としてやはり『エクソシスト』を引き合いに出してしまうのですが──
こちら『ドント・ヘルプ』に登場する悪魔にとり憑かれた少女は、顔が傷だらけの醜い形相にこそならないものの、これまた異様な不気味さがあります。
生身の体の少女でも、この表情や顔つきは薄暗いところで見たら、正に悪魔的な怖さですね。

全くもってこれを演じた女優さんはスゴいです。
悪魔に憑かれたときの自傷行為か、髪の毛をむしり取ったように薄くなっているところも痛々しいです。
その中で突然、もとの少女の人格が戻り助けを求めてくるところは、やはりありがちな表現ながら見ていてもどかしいです。

人の精神を逆撫でしたり、弱味をついて良からぬ行動へ向かわせたりという狡猾な悪魔は怖くもあるけど正直ムカつく!
こりゃ神父がお祓いするにも手強いです!
ところで悪魔や悪霊が登場する映画で、とり憑かれる人物って少女が多い気がします。
『エクソシスト』もそうですね。
私が割りと最近観た映画で『ポゼッション・エクスペリメント』というのがありますが(内容は悪魔祓いというより悪魔憑きが焦点)、こちらも悪魔がとり憑いた少女が登場します。

(『ポゼッション・エクスペリメント』)
いよいよ悪魔祓いとは離れますが、フェデ・アルバレス監督のリメイク版『死霊のはらわた』では薬物依存症の少女が悪霊にとり憑かれてヒドい形相に変貌していきます。

(『死霊のはらわた』)
そもそも悪魔や悪霊というのは実体のないもの、実体があったとしても空想の中で描かれているに過ぎないものです。
それをどうやって実体あるもので表現しようかというときに、もとは若くて綺麗な少女を媒体にすることで対比的に恐ろしく描くことができるというのが理由かもしれません。
☆何気にかわいい主演女優マリア・エボリ
本作は日本では知られていないであろう役者たちが出演していますが、マリア役で主演女優のマリア・エボリが何気にかわいいです。


ちょうど本作の監督・ギレルモ・アモエドが脚本を手掛けた『ノック・ノック』のアナ・デ・アルマスを彷彿とさせます。
(実際には『ブレードランナー 2049』に出演していたときのアナ・デ・アルマスと見比べたほうがわかりやすいでしょう)

(『ブレードランナー 2049』)
眉が濃いめのナチュラルなラテン美女ですね。
メキシコやその他の中南米諸国の映画はそう多く日本で宣伝されないので、メキシコの女優も我々は知る機会があまりないでしょう。
しかしスペイン語圏の国の役者は──その他の国の役者もそうかもしれませんが──ハリウッド進出したら急激に日本でも知れ渡る気がします。
キューバ出身のアナ・デ・アルマスもたぶん『ブレードランナー 2049』をきっかけに知った人が多いかと思います。
そんな彼女に続いて本作の主演女優マリア・エボリもハリウッド進出したら日本にも情報が流れるようになりそうです。
個人的にはスペイン語圏の映画でもハリウッド映画でも良いので、有名になってもっと多くの作品で目にする機会が増えるとうれしいです。
★ミステリーにはなりきらない謎解き設定
始めのほうに述べたように、この上院議員が賄賂を受け取っていたという設定もさることながら、劇中では随所に強盗3姉妹の秘密に絡んだフラッシュバックのシーンが挟まれます。
この3姉妹の父親が酷かったらしく、宗教的な思想を押しつけた虐待を行っていたようです。
一番上の姉・カミラ(バネッサ・レストレポ)と、一番下の妹・アニータ(カーラ・アデル)との間にはおぞましい秘密があり、真ん中のお姉さんであるマリア(マリア・エボリ)はその板挟みにあるといったところです。
余談ですが、そのフラッシュバックのときに流れる神に対する贖罪の意を示した歌が妙にクセになります。
そこで現れる黒い男の影も全くもって謎です。

ア"ア"ァ"ァ"ァ"ア"って部屋の向こうから聞こえる声って、コラ!
アレのパクりじゃないか!?
とにかくそうして上院議員の、ナゼか不気味な空気が漂うその家に強盗に入ったのはいいが──

それが3姉妹の心をかき乱すきっかけの場所になろうとは!
しかし!
シナリオの焦点である悪魔にとり憑かれた少女だけを見れば、この3姉妹の過去の描写は必要だったのか?という疑問は正直あります。
ここはとりわけ父親から虐待を受けていたことによる憎しみを抱いているカミラが、地下室のベッドに縛り付けられている少女を自分と重ね合わせ、こんなことをする議員が許せないという思いに駆られるところから話が動き出すということで──
その点では3姉妹の過去の描写は確かに必要と言えます。
これらを言葉を駆使した説明で解明していく内容であればミステリー映画の要素を持つことになるのでしょうが、あくまでも映像を断片的に見せる手法に徹しています。
その中で議員夫妻の秘密と3姉妹の秘密とがそれぞれ関係を持たぬまま明かされていく、ミステリー映画にはならない謎解き設定の作品です。
金さえ奪えばそれでよかったはずが…
…原題の"EL HABITANTE"とはスペイン語で「住人」を意味するそうですが、そのタイトルどおりの内容と言えばそう言えるでしょう。
侵入した家には悪魔が棲みついていて、その悪魔につけ込まれ翻弄されてしまう話という見方ができます。

いや~それにしてもやっぱりあの黒い男の影が謎のままです!!
──というわけで、他のレビューを見る限りでは評価が良くない本作。
テーマも構成もありふれていて、決して大作映画ではないこの作品ですが、1つひとつ演出を吟味しながら、私はこの作品を2度観て好きになりました。
そして悪魔祓いをテーマにした映画に、それまで以上に魅力を感じるようになりました。
キリスト教やローマカトリック教会の知識があればもっとこういう作品は楽しめるのでしょうね。
何せ本作に登場する悪魔祓いの神父はローマカトリック教会の枢機卿なんです。
で、その枢機卿のラスト!
あれはホントに怖いです!


ドント・ヘルプ(字幕版)[→Prime Video]
【おすすめ記事↓】
→悪魔の存在を認めた裁判!実話ベースのホラー法廷映画『エミリー・ローズ』
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そして割りとヒットしたメジャーなホラー映画にあやかったタイトルもまた。
『ノック・ノック』『グリーン・インフェルノ』の脚本を手掛けたスタッフが監督・脚本を務めたというこちらの作品も、その宣伝文句を除けばちょっと胡散臭い気がしていたのですが、タイトルはしっかり内容と合致しています。
『ドント・ヘルプ』(2017年 監督・脚本:ギレルモ・アモエド 出演:マリア・エボリ、バネッサ・レストレポ、カーラ・アデル、ナターシャ・カブリア 他)

【あらすじ】──上院議員の家に強盗に入った3姉妹。
議員夫妻を椅子に縛り付け金を奪おうとするが、地下から奇妙な叫び声が聞こえてくる。
姉妹が調べに行くと、地下室では少女がベッドに縛り付けられていた。
彼女らは少女を助けようとするが、議員夫妻は助けてはいけないと阻止しようとする。
議員の娘であるその少女には、ある恐ろしい秘密があった。──
☆欧米では定番の悪魔祓いを描いたメキシコ産ホラー
『ドント・ヘルプ』と、カタカナ英語でタイトルは付いていますが、明らかに英語とは違う台詞が飛び交います。
メキシコ映画となればそれはスペイン語でしょう。
このパターンですよね!
とにかく英語圏以外の外国映画で、日本人にもわかりやすい英語で邦題がつけられた作品。
そしてそのタイトルとはあまりにかけ離れた内容である上に退屈な展開という作品──
よくそういうのに出くわします。
見たところ数々の映画祭で賞を取ったり、正式出品されたりといったことは強調されたりしているのですが、それにしてもやたら寝落ちしそうな内容の映画というのはあるものです。
しかし本作は先ほども述べたように、タイトルと内容はズレてはいないんですね。
あの「ドント──」で始まる映画にあやかったタイトルですが、しっかり内容には沿っているんですよ!
正にその少女を助けたらキケンだ!ということを言いたい作品です。
取り扱ってるテーマは欧米のホラーとしては定番の悪魔祓いなので、そこだけ見れば何ら新しさはありません。
しかしメキシコという、アメリカとは違った闇の深さがありそうな国の映画というのもあるせいか、スペイン語の台詞とともに異様な空気のある作品です。
3姉妹が盗もうとした金というのが、上院議員が賄賂で手にした金であるというわけで、議員がただの被害者ではないという設定。
これもムダなようでいて、世界観をうまく彩らせているように思えます。
しかもその議員夫妻がなぜか自分たちの娘を地下のベッドに縛り付けて、姉妹が助けようとすれば怯えたような態度で止めようとする。
とにかく怪しげな家というのを最初に印象づけたところから、謎な展開にズルズルと持っていく構成はウマいと言えます。
特別何も問題ない家庭で、少女が悪魔にとり憑かれて神父にお祓いしてもらうという名作『エクソシスト』の理不尽さとは一味違うポイントです。
あとは姉妹が目にする不気味な幻覚の世界が、ただただエグいですね。
その幻覚というのは強盗3姉妹の痛ましい過去が絡んでいるようで、随所にそのフラッシュバックが飛び込んでくるのもまた悪魔の仕業なのでしょうか。
あまり言葉での説明がなく、映像だけで徐々に観る者に気づかせようとする手法です。
これに関しては最近のホラー映画の表現としては常套手段といったところで、良し悪しの評価が分かれそうです。
★悪魔にとり憑かれた少女のインパクト
悪魔祓いを描いた映画としてやはり『エクソシスト』を引き合いに出してしまうのですが──
こちら『ドント・ヘルプ』に登場する悪魔にとり憑かれた少女は、顔が傷だらけの醜い形相にこそならないものの、これまた異様な不気味さがあります。
生身の体の少女でも、この表情や顔つきは薄暗いところで見たら、正に悪魔的な怖さですね。

全くもってこれを演じた女優さんはスゴいです。
悪魔に憑かれたときの自傷行為か、髪の毛をむしり取ったように薄くなっているところも痛々しいです。
その中で突然、もとの少女の人格が戻り助けを求めてくるところは、やはりありがちな表現ながら見ていてもどかしいです。

人の精神を逆撫でしたり、弱味をついて良からぬ行動へ向かわせたりという狡猾な悪魔は怖くもあるけど正直ムカつく!
こりゃ神父がお祓いするにも手強いです!
ところで悪魔や悪霊が登場する映画で、とり憑かれる人物って少女が多い気がします。
『エクソシスト』もそうですね。
私が割りと最近観た映画で『ポゼッション・エクスペリメント』というのがありますが(内容は悪魔祓いというより悪魔憑きが焦点)、こちらも悪魔がとり憑いた少女が登場します。

(『ポゼッション・エクスペリメント』)
いよいよ悪魔祓いとは離れますが、フェデ・アルバレス監督のリメイク版『死霊のはらわた』では薬物依存症の少女が悪霊にとり憑かれてヒドい形相に変貌していきます。

(『死霊のはらわた』)
そもそも悪魔や悪霊というのは実体のないもの、実体があったとしても空想の中で描かれているに過ぎないものです。
それをどうやって実体あるもので表現しようかというときに、もとは若くて綺麗な少女を媒体にすることで対比的に恐ろしく描くことができるというのが理由かもしれません。
☆何気にかわいい主演女優マリア・エボリ
本作は日本では知られていないであろう役者たちが出演していますが、マリア役で主演女優のマリア・エボリが何気にかわいいです。


ちょうど本作の監督・ギレルモ・アモエドが脚本を手掛けた『ノック・ノック』のアナ・デ・アルマスを彷彿とさせます。
(実際には『ブレードランナー 2049』に出演していたときのアナ・デ・アルマスと見比べたほうがわかりやすいでしょう)

(『ブレードランナー 2049』)
眉が濃いめのナチュラルなラテン美女ですね。
メキシコやその他の中南米諸国の映画はそう多く日本で宣伝されないので、メキシコの女優も我々は知る機会があまりないでしょう。
しかしスペイン語圏の国の役者は──その他の国の役者もそうかもしれませんが──ハリウッド進出したら急激に日本でも知れ渡る気がします。
キューバ出身のアナ・デ・アルマスもたぶん『ブレードランナー 2049』をきっかけに知った人が多いかと思います。
そんな彼女に続いて本作の主演女優マリア・エボリもハリウッド進出したら日本にも情報が流れるようになりそうです。
個人的にはスペイン語圏の映画でもハリウッド映画でも良いので、有名になってもっと多くの作品で目にする機会が増えるとうれしいです。
★ミステリーにはなりきらない謎解き設定
始めのほうに述べたように、この上院議員が賄賂を受け取っていたという設定もさることながら、劇中では随所に強盗3姉妹の秘密に絡んだフラッシュバックのシーンが挟まれます。
この3姉妹の父親が酷かったらしく、宗教的な思想を押しつけた虐待を行っていたようです。
一番上の姉・カミラ(バネッサ・レストレポ)と、一番下の妹・アニータ(カーラ・アデル)との間にはおぞましい秘密があり、真ん中のお姉さんであるマリア(マリア・エボリ)はその板挟みにあるといったところです。
余談ですが、そのフラッシュバックのときに流れる神に対する贖罪の意を示した歌が妙にクセになります。
そこで現れる黒い男の影も全くもって謎です。

ア"ア"ァ"ァ"ァ"ア"って部屋の向こうから聞こえる声って、コラ!
アレのパクりじゃないか!?
とにかくそうして上院議員の、ナゼか不気味な空気が漂うその家に強盗に入ったのはいいが──

それが3姉妹の心をかき乱すきっかけの場所になろうとは!
しかし!
シナリオの焦点である悪魔にとり憑かれた少女だけを見れば、この3姉妹の過去の描写は必要だったのか?という疑問は正直あります。
ここはとりわけ父親から虐待を受けていたことによる憎しみを抱いているカミラが、地下室のベッドに縛り付けられている少女を自分と重ね合わせ、こんなことをする議員が許せないという思いに駆られるところから話が動き出すということで──
その点では3姉妹の過去の描写は確かに必要と言えます。
これらを言葉を駆使した説明で解明していく内容であればミステリー映画の要素を持つことになるのでしょうが、あくまでも映像を断片的に見せる手法に徹しています。
その中で議員夫妻の秘密と3姉妹の秘密とがそれぞれ関係を持たぬまま明かされていく、ミステリー映画にはならない謎解き設定の作品です。
金さえ奪えばそれでよかったはずが…
…原題の"EL HABITANTE"とはスペイン語で「住人」を意味するそうですが、そのタイトルどおりの内容と言えばそう言えるでしょう。
侵入した家には悪魔が棲みついていて、その悪魔につけ込まれ翻弄されてしまう話という見方ができます。

いや~それにしてもやっぱりあの黒い男の影が謎のままです!!
──というわけで、他のレビューを見る限りでは評価が良くない本作。
テーマも構成もありふれていて、決して大作映画ではないこの作品ですが、1つひとつ演出を吟味しながら、私はこの作品を2度観て好きになりました。
そして悪魔祓いをテーマにした映画に、それまで以上に魅力を感じるようになりました。
キリスト教やローマカトリック教会の知識があればもっとこういう作品は楽しめるのでしょうね。
何せ本作に登場する悪魔祓いの神父はローマカトリック教会の枢機卿なんです。
で、その枢機卿のラスト!
あれはホントに怖いです!

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- テーマ:映画感想
- ジャンル:映画
- カテゴリ:ホラー映画
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