不謹慎、不道徳、これ犯罪でしょ! 観に行きました『ナイトクローラー』
- 2015/08/23
- 21:49

気になる新作映画を観に行く順番はある程度決めているのですが、結局のところ『ジュラシック・ワールド』と『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』はおあずけです。
なかなかちょうどいい上映時間にありつけない、あっても満席。
なんだ、DVDやBlu-rayや映画配信サービスがあろうと映画館は賑わってるではありませんか!
もっと早起きするクセをつけなければ。
というわけで予定は前後して今日は『ナイトクローラー』を観に行きました。
不謹慎で不道徳、法律スレスレ、いやもはや違法──。
そんな男の"ハッピーエンド"を公開1週目にて目撃しちゃいました(苦笑)。
フリーで突っ走る気鋭な報道カメラマンという姿勢はすばらしいですが、そらね、こりゃいかんでしょ…
しかし、アメリカでは(もしかしたら日本も)こんなことが実際に行われていたら、テレビってやっぱコワいですよね。
ここまでやっちゃったら報道ではなく、過激映像見たさの演出です。
「ここから先の映像は刺激の強いものとなっておりますので視聴はあなたの判断でお願いします」
キャスターの慎ましく、しかしそれがかえって映像の過激さを煽るような言葉。
うわっ!アメリカやその他のいくつかの国では視聴者に了承のうえでこんな映像を流すんだ!
交通事故や殺人の現場というのはアナウンスで伝えられているより実際はもっと悲惨なのであって、そこで起きた状況を隠すことなく見せるのは、確かに報道としての健全さを感じさせられます。
とはいえ、一歩間違えれば"見せ物"なんですよね。
動画サイトの【閲覧注意】の文字が、視聴者を食いつかせる謳い文句なのと同じ。
そこに「不謹慎」という形容がなくとも、その心理は見る者たちの間に存在する──。
スペクタクルな大作映画をスクリーンで満喫するつもりのところに、なかなかディープな作品に出会った日ですが、こんな映画もやっぱ捨てがたいですね。
ときには入れ替わりの早い映画館での上映作品たちなので、今のうちに観ておいたのは良かったかもしれません。
『ジュラシック・ワールド』と『ミッション:インポッシブル』はこの様子だとロングラン大ヒットで、上映期間はすぐには終わらないかと思うので、もう少し落ち着いてから観るとしよう。
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