シェイクスピア作品と佐渡の出会い 『テンペスト SADO TEMPEST』
- 2015/09/17
- 03:10

演劇作品も歴史も正直なところ疎いです!
シェイクスピアの『テンペスト』を基に順徳天皇の島流しの話しを合わせた、イギリス人監督ジョン・ウィリアムズによる作品。
舞台は佐渡。そのタイトル、
『

ただ何気に目新しいDVDパッケージを目にして手に取ってみたら、何やら興味深いストーリーのおおすじ──。
── ロックが禁止された2042年の未来。
政府への批判を歌うジュントク(逸見泰典)は佐渡へ流される。
そこで出会ったミランダという女が口ずさむ鬼の歌に興味を抱いたジュントクは、歌の謎を追いながら、歌詞を自らの曲に作り上げていく。 ──
まずは劇中でロックバンド(ジルバ)のライブのシーンに圧倒されます。
反骨精神むきだしの歌詞を力強い声で歌う『爆弾が飛んできた』──

日本語のロックがこんなにもかっこよく美しく、そして攻撃的に響くものなのだと実感させられます。
そこからのシーンはうって変わって別世界。
佐渡の島を舞台に幻想的な映像世界に引き込まれていきます。
やはり基になったシェイクスピアの『テンペスト』や順徳天皇
についての歴史的な知識があるほうが、作品への理解が深まるのでしょう。
私のように詳しくない人がこの映画を観ても一度では理解しにくいというのも、実のところあります。
公開当時、日本ではあまり広く宣伝されなかった作品でしょうか。
TSUTAYAのおすすめコーナーで偶然出会ったディープな作品です。
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- テーマ:DVDで見た映画
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- カテゴリ:音楽、映画、サウンドトラック
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