★ナチス題材映画いろいろ!②──史実を基にした作品たち

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以前の記事でも述べたように(→記事参照)、ナチス関連は史実に基づいた作品から、エンターテイメント重視のコメディ、SF、ホラーなど、様々な作品があります。

ヒトラー暗殺、13分の誤算』『顔のないヒトラーたち』『ミケランジェロ・プロジェクト』と、最近ナチスやヒトラーに関連の映画作品の公開が相次いでるのは、やはり戦後70年の節目の意味あいがあるのでしょうか。

過去の作品の中で史実に基づいた──実際にはそこに様々な脚色も加わえているであろう──シリアス路線の作品で、3つあげてみます。


まずは『ヒトラー ~最期の12日間~




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タイトルの通り、ヒトラーの終焉を描いた作品です。

ナチスを悪として描いた作品は当然ながら多いですが、こちらは当時のベルリン市街戦を通して、ヒトラーや彼を取り巻く人物、ベルリン市民に降りかかる悲劇を視点に描いています。

だからといってナチスを称賛しているわけではなく、ヒトラーの秘書を務めた女性の証言を基に、客観的に彼らの人間的な姿を描写した作品になっています。

監督は『ヒトラー暗殺、13分の誤算』と同じオリヴァー・ヒルシュビーゲル

主演でヒトラーを演じるのはブルーノ・ガンツです。


そしてヒトラー自体は直接登場しないが、個人的に印象深い作品がこちら──『ヒトラーの贋札




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ドイツ政府がイギリスの経済を
撹乱させるためにポンド紙幣偽造を企てたベルンハルト作戦を描いた作品。

収容所内で贋札偽造に携わるユダヤ人の葛藤や苦闘を、印刷工のアドルフ・ブルガーの証言に基づいて描かれており、ナチスドイツが行った作戦の一端が見られる、これまた興味深い作品です。


そして3つ目はヒトラー暗殺を描いた作品『ワルキューレ



ドイツ国防軍によるワルキューレ作戦を利用して、ヒトラー暗殺を計画したドイツ軍の反ヒトラー派たち。

その1人、クラウス・フォン・シュタウフェンベルクをトム・クルーズが演じています。

ヒトラー暗殺、13分の誤算』が平凡な家具職人による暗殺計画の話であるのに対し、こちらはドイツ軍内部の人物による暗殺計画の話です。

命がけの作戦に携わった人物たちの姿が誇らしいです!

ドイツ軍の中にもこんな人たちがいたんだなと、正直歴史に疎い私は驚かされます。


どうしても映画は、映画としておもしろく見せるためにあれこれ脚色が加えられたり、人物設定が事実と少し異なったりします。

こういった歴史は正確な文献、資料を読むべきなのですが、正直なところ私は苦手です。

映画であればストーリーがあり、作品なりのノリがあり、スピード感があって、ついそちらは魅了されてしまいますね。

映画を通じて興味を持ち、より深く知るために書籍を読むなどするきっかけとなるのであれば、映画の果たす役割もただのエンターテイメント以上のものになりそうなのですが……。

今はようやく近代史には少しずつ興味が持てるようになってきました。











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