サントラがカッコいい!マイケル・マン監督『コラテラル』&『マイアミ・バイス』
- 2014/10/18
- 02:19

前回はトム・クルーズ主演の近未来SF映画『マイノリティ・リポート』について語りました。
今回は同じくトム・クルーズ主演で、もう1つ筆者が好きな映画、そして更にその作品と同じ監督の別の映画について、サントラも交えつつ語ります!
ではこちらから──
『


本当のところ、主演はジェイミー・フォックスというべきでしょう。
しかし、トム・クルーズが悪役という形で話の主軸となっています。
監督は『ヒート』『インサイダー』のマイケル・マン。
大まかな内容はタクシードライバーが殺し屋を乗せたために起こる災難といったところでしょうか。
トム・クルーズが冷酷な殺し屋を演じているわけですが、これが魅力的な人物像に仕立てあげられています。
始めは銃を突き付けられ、思うままに従うしかなかったタクシードライバー、マックス(ジェイミー・フォックス)。
その夜、1人目の客として乗せた女性検察官を守るために、殺し屋ヴィンセント(トム・クルーズ)と戦うクライマックスでの男気が見所です。
そしてこの作品の中盤で流れるサントラ曲で、
クリス・コーネルの渋い声が映えるこの曲が、ハードボイルドな劇中の映像に見事にマッチしています。
そしてこの曲が流れるときのシーンが、筆者が劇中で一番大好きなシーンでもあります。
このオーディオスレイヴというバンドはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの3人のメンバーと元サウンドガーデンのボーカル、クリスによって結成されたバンドです。
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの活動再開によって解散するまでに3枚のアルバムをリリースしました。
『コラテラル』のサントラに使用された『Shadow On The Sun』はファーストアルバム『

このアルバムには他に『Like a stone』という曲でトム・モレロの、もはやギターとは思えないようなぶっ飛んだギターソロが聴き受けられるなど、クリスの歌心溢れるボーカルの中にもインスト面がすばらく前に出たサウンドです。
後の2枚のアルバムでも、新しい要素が入りつつ同様のバンドの魅力を堪能できます。
どうしても世代の分かれ目になるでしょうか、筆者はレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとサウンドガーデンについては詳しくは知りませんが、オーディオスレイブに関しては解散してしまったのが本当に勿体ないくらいのすばらしいバンドだったと思います。
セカンドアルバム『Out Of Exile』に収録された『


映画の話しに戻りますが、マイケル・マン監督は『コラテラル』の翌年(その更に次の年か)に公開された『マイアミ・バイス』でもメガホンをとり、主演は同じくジェイミー・フォックスです。


麻薬捜査官コンビの相方役の
コリン・ファレルもまた主演で、マイケル・マンらしいハードボイルドな作品です。
最後の麻薬組織との死闘が『ヒート』のラストシーンに負けず劣らずの緊迫感です!
そしてリンキン・パークの
『
彼らのセカンドアルバム『

映画→音楽→映画→音楽と行った来たりでなんかすいません。
つまり音楽と共に記憶に残る映画というのがやはりあるものなんです。
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