シザーハンズを思い出す! SF映画というよりはファンタジー映画『アンドロイド』

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人間のように意思を持ち、人間のように振る舞う人間の姿をしたロボット──。

SFの世界でしかなかったような物も時代が追いつき、いろいろな物が現実化されてきました。

最近は人工知能の開発が進み、上に述べたようないわゆるアンドロイドも遠い話しではないような気がします。

そんなアンドロイドを扱った映画はいろいろありますが、こちらの作品もその1つ。

そのタイトル『アンドロイド』(2005年 ジェームズ・バイ監督 スティーヴン・ガレイダ主演 )


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原題は『パズルヘッド』と本編で表示されていますが、わかりやすさ重視の邦題にしたのでしょうか?

ただ、アンドロイドが登場する多くの作品が近未来SFで、モノによってはサイバーパンクな世界を描いている中、この作品はごく普通の、見る限りでは現代の世界です。

少なくともハイテク感で埋め尽くされたよくあるSF映画ではありません。

劇中で奏でられるチェンバロの美しい旋律──。

もっといえば、どこかクラシカルな温かみのある映像でファンタジック。

これはジャケットの絵に騙された!

そこで人間の姿をした"彼"が次第に人間らしい感情を持ちはじめる様は、『シザーハンズ』を思い出します。

そして彼を造った主人公と同じ姿で、同じ女性を好きになってしまったことから始まる皮肉で悲しい展開。

1時間半ほどの尺でまとめられた絵として、観応えあるアート映画と言えるのではないでしょうか?

基本はハイテク感満載のサイバーパンクが好きな私も、これはこれで良き作品と思えます。


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