スカーレット・ヨハンソン主演『LUCY/ルーシー』 SF映画でもリュック・ベッソン節!
- 2016/11/08
- 01:01
彼氏のために、平凡な女性に降りかかる災難。
そんな女性が麻薬の力によって、脳の力が異常に発揮されていく様を、美しいスカーレット・ヨハンソンが演じています!
『LUCY/ルーシー』(2014年 監督・脚本:リュック・ベッソン 出演:スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン、チェ・ミンシク 他)


LUCY/ルーシー [Blu-ray][→Amazon]
【あらすじ】──台北のホテルでマフィアの闇取引に巻き込まれたルーシー(スカーレット・ヨハンソン)。
下腹部に新種の麻薬CPH4が入った袋を埋め込まれ、運び屋にされてしまう。
人間の脳の潜在能力を極限まで高められる麻薬の袋が、拷問を受けた拍子にルーシーの体内で破れ、彼女の能力が覚醒する。──
SFといっても、あきらかにぶっとんだ表現もあって、科学的とはいえない部分もあります。
この辺りはあくまでも娯楽性重視として観れば、許容範囲かと思います。
そして、災難な状況に巻き込まれた女性が、更なる悪事を許すまいと、その能力で組織をメッタメタにやっつける姿が爽快!
そんな女性を、美しい容姿のスカーレット・ヨハンソンが演じて魅せてくれるのですから、それだけでも観る価値あります。
こうして観ると、ちょっとアメコミのヒロインを見ているような気持ちになりますね。
真にうれしいのは、往年のリュック・ベッソン節が前面に表れていて、良い意味で典型的なSF映画になりきれていないことです。
カーチェイスのシーンなど、いつものリュック・ベッソンが描くスタイリッシュなアクションだなと感じました。
監督としてよりも、脚本としてそのようなシーンを盛り込むところが彼らしいです。
彼が脚本に携わった『TAXi』や『トランスポーター』を思い起こしました。
──「人間の脳は、10%しか機能していない」
というキャッチコピー。

そしてモーガン・フリーマンが演じる脳科学者の存在。
しっかりSF感が出ているようですが、普通にそっちで観てしまうと、ツッコミどころありなのであまり期待はしてはいけません。
先にも述べたようにあくまで爽快なアクション映画として観たほうが、観客としては楽しめると思います。
というより、その辺をツッコミだせば、どんな作品だって映画じゃなくなってきますもんね。
リュック・ベッソン自身がインタビューで、この作品を制作する(確か)10年ほど前から知能に関する映画を撮りたいと考えていたと語っています。
そういった意味では、例えばもっとサイバーパンク的な概念を前面に押し出しても、おもしろかったのではないかと個人的には思えてくるのですが──。
いやいやいいんです!
素直にスリリングなアクション映画として楽しければ。
何よりも、それまで踏み込んだことのない分野に足を踏み入れようとしたリュック・ベッソンの挑戦心がなんとも愛さずにはいられないんです!
脳機能という科学的概念を取り入れつつ、彼なりに昇華したSFアクション作品となれば、これはもう、映像を駆使した1つのアートといえます。


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[→吹き替え版]


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【あらすじ】──台北のホテルでマフィアの闇取引に巻き込まれたルーシー(スカーレット・ヨハンソン)。
下腹部に新種の麻薬CPH4が入った袋を埋め込まれ、運び屋にされてしまう。
人間の脳の潜在能力を極限まで高められる麻薬の袋が、拷問を受けた拍子にルーシーの体内で破れ、彼女の能力が覚醒する。──
SFといっても、あきらかにぶっとんだ表現もあって、科学的とはいえない部分もあります。
この辺りはあくまでも娯楽性重視として観れば、許容範囲かと思います。
そして、災難な状況に巻き込まれた女性が、更なる悪事を許すまいと、その能力で組織をメッタメタにやっつける姿が爽快!
そんな女性を、美しい容姿のスカーレット・ヨハンソンが演じて魅せてくれるのですから、それだけでも観る価値あります。
こうして観ると、ちょっとアメコミのヒロインを見ているような気持ちになりますね。
真にうれしいのは、往年のリュック・ベッソン節が前面に表れていて、良い意味で典型的なSF映画になりきれていないことです。
カーチェイスのシーンなど、いつものリュック・ベッソンが描くスタイリッシュなアクションだなと感じました。
監督としてよりも、脚本としてそのようなシーンを盛り込むところが彼らしいです。
彼が脚本に携わった『TAXi』や『トランスポーター』を思い起こしました。
──「人間の脳は、10%しか機能していない」
というキャッチコピー。

そしてモーガン・フリーマンが演じる脳科学者の存在。
しっかりSF感が出ているようですが、普通にそっちで観てしまうと、ツッコミどころありなのであまり期待はしてはいけません。
先にも述べたようにあくまで爽快なアクション映画として観たほうが、観客としては楽しめると思います。
というより、その辺をツッコミだせば、どんな作品だって映画じゃなくなってきますもんね。
リュック・ベッソン自身がインタビューで、この作品を制作する(確か)10年ほど前から知能に関する映画を撮りたいと考えていたと語っています。
そういった意味では、例えばもっとサイバーパンク的な概念を前面に押し出しても、おもしろかったのではないかと個人的には思えてくるのですが──。
いやいやいいんです!
素直にスリリングなアクション映画として楽しければ。
何よりも、それまで踏み込んだことのない分野に足を踏み入れようとしたリュック・ベッソンの挑戦心がなんとも愛さずにはいられないんです!
脳機能という科学的概念を取り入れつつ、彼なりに昇華したSFアクション作品となれば、これはもう、映像を駆使した1つのアートといえます。


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