豪華キャストと壮大な映像で魅せるインディーズ映画! 『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』
- 2016/11/26
- 17:30
あなたがもし映画監督になり、大物俳優に演技を指示することになったらどんな気分でしょうか?
この映画の脚本・監督を勤めたケリー・コンランのエピソードを知ると、そんな感覚がリアルに伝わってくきます。
『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』(2004年 脚本・監督:ケリー・コンラン 出演:ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロー、アンジェリーナ・ジョリー 他)


スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー [Blu-ray][→Amazon]
彼が家庭用のパソコンで4年間かけて完成させた短編映画をもとに制作されたという本作品。
設備も整っていないスタジオを借りての撮影。
しかしながら、その映像に魅せられ、結集した豪華な俳優やスタッフたち。
当時これが初監督だったケリー・コンランは、かなり気を使いながら俳優たちに演技の指示をしていたそうです。
なんだか初々しい話しですね!
何もないブルーシートでの撮影はやはり難しいそうです。
その中でスタッフも役者も戸惑いながらの演技・撮影だったわけですから、初めて監督を務めたケリー・コンランの緊張感が想像できます。
と同時に、役者以外はCGで構成されたその映像からは、こういうのが作りたかったという制作者と、そこに魅せられた者たちのピュアな熱意が感じられます。
【あらすじ】──1939年のニューヨーク。
新聞記者のポリー・パーキンス(グウィネス・パルトロー)は謎の科学者失踪事件を追っていた。
事件の手がかりとなる人物と接触したそのとき、巨大ロボットが出現。
彼女はカリスマ・パイロットでかつての恋人ジョー・サリヴァンとともに、事件の首謀者であるドイツ人科学者トーテンコフの計画を阻止すべく、戦いに挑む。──
ストーリー自体はシンプルでわかりやすいながら、まずはその映像世界に圧倒されます。
高揚感溢れる音楽とともに、ニューヨークの摩天楼を飛び回る飛行機のシーンは、何かのアトラクションに出てきそうなノリでワクワクします!
一人の制作者が家庭用のパソコンで作り上げた短編映画から始まったというのが驚きといえるクオリティです。
レトロな時代と近未来的な演出の混在。
それを、白黒だったCGにあとから色を着けたというスタイリッシュでコミカルな背景の中で表現しているところに、独創性とエンターテイメント性が溢れています!
さて、その豪華な俳優たちなんですが──
まずは新聞記者ポリー役のグウィネス・パルトローがやはり美しいですね!
気鋭な記者の役ながら、キュートな一面も感じさせられます。
そしてそんな彼女と行動をともにする"スカイキャプテン"ことジョー・サリヴァン役、ジュード・ロウがこれまたカッコいい!
個人的には『コールド マウンテン』に出演していたときの彼を見てめちゃカッコいいじゃんと思ったのですが、クールな男を演じさせたら最高の役者です。
そして眼帯とスマートな軍服が印象的なフランキー・クック役のアンジェリーナ・ジョリー。
彼女はグウィネスとはうって変わって屈強な軍人の女性という存在で作品を彩っています!
ケリー・コンラン監督もまさかここまで大物な役者を揃えられるとは思っていなかったようで、そら感激したであろうと同時に初めての監督作品で緊張するわ~。
この3人とは別に私がアッと思ったのが、中国人女優のバイ・リン。
トーテンコフの計画を阻止しようとする主人公たちの行く手を阻む「謎の女」の役で、格好からしてSF感が出ていていいですね!
そんな衣装に埋もれそうでも、いやどこかで見たことあるぞと思いながらエンドロールで確認したら、やっぱり彼女ではありませんか!
最近では2014年のホラー映画『戦慄収容所』に出演しているのを見ました。
しかしバイ・リンといえば──2005年の『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』で元老院議員の一人として出演していたが、公開前に『PLAYBOY』で過激なヌードを披露したことで出演を取り消された──というエピソードが今でも印象に残っています。
製作総指揮には、映画プロデューサーの一族として有名なアウレリオ・デ・ラウレンティス、ラファエラ・デ・ラウレンティスの名前があります。
私としては先にも少し触れた音楽が全くもってチープ感がなく、それどころか作品をすばらしく引き立てていると思えました。
手掛けたのはエドワード・シェアマーで、『チャーリーズ・エンジェル』シリーズや『デンジャラス・ビューティー』シリーズなどでも音楽を手掛けた作曲家なんですね。
ところでこの作品、劇中のどこかにさりげなく、いや、ほとんどわからないくらいのレベルでキングコングも映っているそうです。
では、作品も楽しみつつ、よければ見つけてみてください!


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ツイッターもよろしく!↓
https://twitter.com/ongaku_eiga
この映画の脚本・監督を勤めたケリー・コンランのエピソードを知ると、そんな感覚がリアルに伝わってくきます。
『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』(2004年 脚本・監督:ケリー・コンラン 出演:ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロー、アンジェリーナ・ジョリー 他)

彼が家庭用のパソコンで4年間かけて完成させた短編映画をもとに制作されたという本作品。
設備も整っていないスタジオを借りての撮影。
しかしながら、その映像に魅せられ、結集した豪華な俳優やスタッフたち。
当時これが初監督だったケリー・コンランは、かなり気を使いながら俳優たちに演技の指示をしていたそうです。
なんだか初々しい話しですね!
何もないブルーシートでの撮影はやはり難しいそうです。
その中でスタッフも役者も戸惑いながらの演技・撮影だったわけですから、初めて監督を務めたケリー・コンランの緊張感が想像できます。
と同時に、役者以外はCGで構成されたその映像からは、こういうのが作りたかったという制作者と、そこに魅せられた者たちのピュアな熱意が感じられます。
【あらすじ】──1939年のニューヨーク。
新聞記者のポリー・パーキンス(グウィネス・パルトロー)は謎の科学者失踪事件を追っていた。
事件の手がかりとなる人物と接触したそのとき、巨大ロボットが出現。
彼女はカリスマ・パイロットでかつての恋人ジョー・サリヴァンとともに、事件の首謀者であるドイツ人科学者トーテンコフの計画を阻止すべく、戦いに挑む。──
ストーリー自体はシンプルでわかりやすいながら、まずはその映像世界に圧倒されます。
高揚感溢れる音楽とともに、ニューヨークの摩天楼を飛び回る飛行機のシーンは、何かのアトラクションに出てきそうなノリでワクワクします!
一人の制作者が家庭用のパソコンで作り上げた短編映画から始まったというのが驚きといえるクオリティです。
レトロな時代と近未来的な演出の混在。
それを、白黒だったCGにあとから色を着けたというスタイリッシュでコミカルな背景の中で表現しているところに、独創性とエンターテイメント性が溢れています!
さて、その豪華な俳優たちなんですが──
まずは新聞記者ポリー役のグウィネス・パルトローがやはり美しいですね!
気鋭な記者の役ながら、キュートな一面も感じさせられます。
そしてそんな彼女と行動をともにする"スカイキャプテン"ことジョー・サリヴァン役、ジュード・ロウがこれまたカッコいい!
個人的には『コールド マウンテン』に出演していたときの彼を見てめちゃカッコいいじゃんと思ったのですが、クールな男を演じさせたら最高の役者です。
そして眼帯とスマートな軍服が印象的なフランキー・クック役のアンジェリーナ・ジョリー。
彼女はグウィネスとはうって変わって屈強な軍人の女性という存在で作品を彩っています!
ケリー・コンラン監督もまさかここまで大物な役者を揃えられるとは思っていなかったようで、そら感激したであろうと同時に初めての監督作品で緊張するわ~。
この3人とは別に私がアッと思ったのが、中国人女優のバイ・リン。
トーテンコフの計画を阻止しようとする主人公たちの行く手を阻む「謎の女」の役で、格好からしてSF感が出ていていいですね!
そんな衣装に埋もれそうでも、いやどこかで見たことあるぞと思いながらエンドロールで確認したら、やっぱり彼女ではありませんか!
最近では2014年のホラー映画『戦慄収容所』に出演しているのを見ました。
しかしバイ・リンといえば──2005年の『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』で元老院議員の一人として出演していたが、公開前に『PLAYBOY』で過激なヌードを披露したことで出演を取り消された──というエピソードが今でも印象に残っています。
製作総指揮には、映画プロデューサーの一族として有名なアウレリオ・デ・ラウレンティス、ラファエラ・デ・ラウレンティスの名前があります。
私としては先にも少し触れた音楽が全くもってチープ感がなく、それどころか作品をすばらしく引き立てていると思えました。
手掛けたのはエドワード・シェアマーで、『チャーリーズ・エンジェル』シリーズや『デンジャラス・ビューティー』シリーズなどでも音楽を手掛けた作曲家なんですね。
ところでこの作品、劇中のどこかにさりげなく、いや、ほとんどわからないくらいのレベルでキングコングも映っているそうです。
では、作品も楽しみつつ、よければ見つけてみてください!

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